交通事故後の後遺障害に対処する

⑴交通事故について考える

あまり考えたくないことですが、時折、交通事故後の後遺障害に対処する必要があります。
そのためにまずは前もって出来ることはありますか。

言うまでもありませんが、事故に遭わないよう安全には気をつけることです。
安全第一、安全運転を心掛けることが、まず大事なことと言えます。

またもし事故にあったらどんなことを考慮したらいいのでしょうか。
もし何かとぶつかったなら、必ず病院に行くようにしてください。

生活の中で事故に遭いますから、何か急ぎの用があったに違いありません。
ですが、時には今考えている後遺障害に発展することも考えると、病院に行くのがまずは最適です。

もし、行かなくてそのような状況になってしまうと、それから保険の手続きを取ることはより困難になります。
相手が保険に入っているとかいないとかに関わりなく、何かと接触しているならそのような対処がよいです。

では、その後どうしますか。
病院の先生の判断もよく聞きます。

また相手の保険が関わっているなら、その保険屋さんとの話し合いも関係してきます。
どこまで保証してくれるのかよく相談します。

身体が以前と同じか、さらに快適になっているぐらいが回復の目安かもしれません。
病院に通院する回数や日数が保険で決められていますから、その範囲内であるなら、回復の先ほどの基準を考えながら通院日数を決めていくことができます。

さらに、実際後遺障害が現れたらどうしたらいいかと言うと、よく聞くケースですが、むち打ちなどが原因で神経の関わる病気に発展しており、完治しないということもあり、さらには、事故のために足を失った、視力を失ったという重大なケースもあります。

そうすると一生この病気と付き合わなければなりません。
これがいわゆる後遺障害というものです。

その際、自賠責保険で定められている額がありますし、また裁判に発展しているなら、裁判所からの通達される額もあります。
通院費や治療費はもちろんですが、これらの補償額、慰謝料というものが設定されてきます。

それでこういう場合には、泣き寝入りしないで、保険屋さんなどとよく話を聞いてみることができます。
もし親切でない保険屋ですと、出来るだけ払いたくないとか、出し惜しみするようなケースもあります。

ですが、法律で定められている部分もありますから、過度に心配する必要はありません。
最後には必ず支払われます。

事故の証明書や、怪我の診断書など、必要な書類があります。
その際、医者や警察との関わりもあります。

そこでもどの程度の自分が怪我や後遺症に当たるのか、法律上の怪我の程度の分類をよく聞いときましょう。
そうするなら、大体の支払われるであろう慰謝料などを積算することができます。

そうすると、今現在の仕事の影響など生活を今後どうしていかなければならないのかなどについて、少し楽観的に見ることが出来ますし、また心もだいぶ休まります。

日本はその面での保護はとても手厚いものです。
でもやはり重度の後遺障害が生じている場合には、そればかりではないと思います。

でも多くの場合は、軽い程度のもののケースが多いので、その面ではさほど心配はいりません。
後遺障害は、第1級から第14級までに分かれており、補償額は30万から１０００万程までです。

それに加えて、同じ様に何の級かで仕事で得たであろう給料の保証率も決まります。
年齢もその対応の際に必要な項目です。

第14級が怪我の程度としては軽いものですが、この認定がなされると通常の補償額に加えて慰謝料が支払われることになります。
支払額を計算すると、三倍程度に跳ね上がっていることもあります。

それで、生活するお金の面で心配はしなくていいと言えます。
自分の怪我の程度がどのようなものなのか、通院もしっかり最後まで行って自分の身体の状態をしっかりと理解しておくことは、大切だということが分かります。

事故にあった時から数日は、すぐにしなければならないことが多くあります。
その際病院や警察や、その他の生活上のしなければならないことがのしかかってくるように感じます。

あ、会社に電話をかけないと、警察にも、家族にもという感じです。
でも、あまり無理しすぎてその全てをこなそうとすると、実はそのことが後々の体の調子を悪化させていることに気づくこともあります。
それでこういう時はある部分諦めて、自分の身体を回復させることに思いを向ける方がいいです。

あちこちに行って手続きをしなければならない時には、別の人に行ってもらう、だけど病院など自分がどうしても行かなければならないところには、出来るだけ誰かに手伝って連れてってもらってみてください。

こういう時には、緊張しており、申し訳ないという気持ちも相まって、多くのことを一人でこなそうと孤軍奮闘してしまうものです。
でも自分の身体は一つ、一生ものですから、手厚い補償が日本ではされていることを考えて、他の人に甘えてみてはいかがですか。